2008年11月19日付熊本日々新聞より。
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熊本市立龍田中学校の進入路を自転車で走行中、車止めで転倒してけがをしたのは市が安全管理を怠ったためとして、同市の男性(63)が約二千四百四十万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が十八日、熊本地裁であり、石井浩裁判官は市に約千六十万円の賠償を命じた。
判決によると、男性は二〇〇四年三月二十日午後五時半ごろ、市道とつながる同中敷地内の進入路に自転車で誤って進入し、両端をポールにつないだ車止め用チェーンに引っ掛かり転倒。腕を骨折し、右肩に後遺症が残った。
石井裁判官は「進入路の入り口付近には標識や看板もなく、一般道として自由に通行可能と誤認するおそれがあった」と指摘。さらに「片方のポールが折れ曲がってチェーンが路面近くまで垂れ下がり、見えにくい状態になっていた。市はその状況を認識しながら放置するなど、管理には瑕疵[かし]があった」と判断した。
男性は「全面的に市に責任がある事故で、判決で私の過失割合が四割とされたことは納得がいかない。控訴したい」と話している。一方、熊本市の小牧幸治教育長は「判決の内容をよく見て、今後の対応を検討したい」とするコメントを出した。